「ご隠居システム」再考 ― 熊さんは暇つぶしにご隠居の家へ行く
2015年に、このブログで「ご隠居システム」という記事を書いた。
落語によく出てくる、ご隠居のところへ熊さんや八っつぁんが遊びに来る場面。その、あまりにも当たり前の光景が、あるとき急に不思議に見えた、という話だ。
商家の主人などを務め、仕事を後継者に譲って、生活に余裕のあるご隠居。一方は、長屋に暮らす職人の熊さん。暮らし向きも、持っている知識も大きく違う二人が、気安く雑談している。
なぜ、そんな関係が成立するのか?
当時は疑問を書き留めただけだったが、今になって、この問いをAI相手に壁打ちしてみた。僕が引っかかっている点を壁打ちでより明確にして、AIに他国の類例や江戸の社会・文化について資料を調べてもらい、その結果をもとに考え直す。そうしたやり取りを経て、ようやく、自分なりに納得できる仮説が見えてきた。
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