4月に札幌の大学に入学した姪に、お祝いとしてプリンターを贈りました。
USBケーブルでノートPCに繋ぐところまでは自分でできたようですが、「プリンターを無線LANで接続して、パソコンと離れた場所に置けるようにする」のは、予想通りハードルが高かったようです。
プリンターを無線LAN接続にすると、iPhoneから直接印刷できるようになる(AirPrint機能が使える)というメリットもあります。
GWにお互いに時間があったので、FaceTimeで会話しながら、姪のプリンターの設定を進めてみました。
という訳で、このエントリーは、一ヶ月ほど前にトライした「リモートアシスタンス接続」事例のご紹介です。
プリンター本体の無線LAN接続
FaceTimeに使うカメラをiPhone背面のカメラに切り替えてもらい、プリンター本体を映してもらいながら
- 「今押したボタンの右にある↓矢印を1回押してみて」「あ、もう1回」とか、
- 「その画面でWi-Fiのパスワードを入力してみて」とか、
- (その他、もろもろ)
という感じで操作をお願いできたので、全く引っかかることなくプリンタは無線LANに繋がりました。FaceTime便利~!
リモートアシスタンスで、PC上での操作を見守る
ここから先は、PCでの設定
これでプリンターは無線LANに繋がったのですが、PCは(さっきまでUSBで繋がっていた)プリンターが無線LAN接続に切り替わったことを知りません。
そこで、プリンターに付いてくるソフトを使って、PCで「無線LANでアクセスできるプリンターを利用する」ための設定を行う必要があります。
PCの画面をFaceTimeのカメラで映してもらっても、設定のアドバイスはできるのですが、 それでは姪の片手が塞がってしまう上に、画面が揺れるとこちらも酔ってしまいそうです。(^^;)
ここは、自分なりの流儀を確立したリモートアシスタンス接続の出番でしょう!
予め仕込んでおいたタネ
姪のプリンターの設定を手伝うことが決まった時点で、彼女に次のようなメールを送っておきました。
…
もし差し支えが無いなら、下記URLページに「Dropboxで共有フォルダを用意す る手順」という章があるので、その手順通りに進めてみてもらえるでしょうか。
(その章に書いてある作業だけ進めればOK。次の章以降は不要です。)
http://blog.sato0123.com/2015/04/01/remote_assistance2-shared-folder/
- 登録メールアドレスは、[姪]ちゃんのPCメアドでいいでしょう。
- 登録パスワードは、僕が知っても問題ないものを適当に。 例えば、[xxxx]とかでいいと思います。
…
このメールを読んで、彼女はちゃんとDropboxをインストールしてくれました。
エラい!>姪。
あっという間のリモート接続
共有フォルダが準備できていると、リモートアシスタンス接続は簡単です。
具体的な手順は以前書いたエントリーの通りで、
- 僕が作ったバッチファイルを共有フォルダに放り込んで、
- 姪にそのバッチファイルをダブルクリックしてもらう。
- その結果(共有フォルダ内に)できた招待ファイルを僕が実行して接続リクエストを送り、
- 姪にそのリクエストを承認してもらう。(←承認ボタンをポチ)
てな感じです。
姪PCの画面をこちらから閲覧できるようになりました。
[![姪のPCとリモートアシスタンス接続完了][1]][1] [1]: /images/rmas/remote_assistance_for_my_niece.png
今回のリモートアシスタンス接続では、操作自体は姪に行ってもらい、「彼女の操作を見守るだけ」にしました。
あとは画面を見ながらのんびりアドバイス
あちらでプリンターの付属CDをセットしてもらうと、純正ドライバがインストールされる様子や、無線LANの設定ツールなどが起動する様子を確認できたので、最初にFaceTimeカメラでプリンタ自体の設定を映してもらったときのように、
「その下のボタンを押してみて」「あ、そっちじゃなくて左の方」
といった感じで、あちらの画面を確認しながらアドバイスできます。
音声通話だけで相手のPCを操作しようとしていた頃のことを考えると、比べようがないくらいに楽ちんです。
おかげで、無線LANプリンタとして認識させるところから、たくさんの添付ソフトのうち必要そうなものをインストールするところまで、一通りのセットアップがスムーズに終わりました。
まとめ
というわけで、[こちらのページ][2]にまとめたリモートアシスタンス接続の手順が役に立ちました。 [2]: /pages/remote_assistance
また、今回は姪が自分でDropboxを導入してくれたおかげで、
- 相手が共有フォルダを用意してくれれば、現地の工作員に頼ることなく、完全にリモートで接続を確立できる
ということも確認できました。めでたい!\(^o^)/
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