- 最終目的は、Raspberry PI2の上でPOPFileを動かすこと。
- そのために、まずはRaspberry PI2でUbuntuを動かそう!と考えた。
- どうも、POPFileをパッケージインストール一発でセッティングできるらしい、という話を聞いて…。)
- その際の参考に使用と思っているのが、こちらの記事。
- でも、Raspberry PIに差して使うSDカードにUbuntuを導入するには、Linux環境が必要らしく…。
- だったら、VirtualBoxでUbuntuの仮想マシンを起動させて、そこからSDカードにアクセスできるようにしましょう!←今ココ
環境
こんな感じ。
- マシン: MacBook Pro Retina15 (Late 2013)
- OS: Yosemite; OS X 10.10.2
- VirtualBox: Ver.4.3.22
USBカードリーダーとして設定してみる
何も考えずに、SDカードをMacのスロットに差し、そのカードリーダー(USB)をVirtualBoxのゲストOS用設定画面で割り当ててみる。(仮想マシンは電源オフ状態)
そのまま仮想マシンを起動してみる。=> 起動しません (T_T)
どうやら、Oracle VM VirtualBox Extentionなるものをダウンロードして入れる必要があるらしい…。
なら、入れてみましょう!(`・ω・´)
入りました。( ˘ω˘)
今度は仮想マシンの起動に成功した。(vagrantで起動)
でも、lsblk
を実行してみたら、SDカードが認識されない…。orz
SDカードを認識させる方法について調べ直す
ググってみると、StackOverflowに関連記事を見つけた。それによると…
On newer MacBook Pro’s the SD card slot is no longer exposed as a USB device. Because of this you’ll need to attach the raw device to the VM in order to gain raw access to the whole card.
「SDカードスロットはUSBデバイスとしてではなく、rawデバイスとして利用すべし」、とのこと。
さらに検索を続けると、下記ブログ記事を見つけた。同じようなことに苦労したため、rawデバイスとしてVirtualBoxから利用する方法を丁寧に解説してくれている。
この記事のステップに従ってみることにする。
SDカードをrawデバイスとして認識させる
Macのターミナルからmount
コマンドを実行してみると、SDカードは/dev/sd2s1
に割り当てられていることが判明した。このデバイス名を、後で使う。
Macのディスクユーティリティでアンマウントボタンを押す。参考記事に書いてあるように、ここは間違って取り出すボタンを押さないように注意。
次に、「VirtualBox vmdkファイル」なるものを作る。これには、
というコマンドを実行する。デバイス名は、元記事では/dev/disk1
となっていたところだけど、自分の環境に合わせて/dev/disk2
で。
vmdkファイルができた。
次は、確実にマウントできるようにするため、今作ったばかりのvmdkファイルと、SDカードに対応するデバイス/dev/disk2
をchmodで777にする。
元記事通り、順調に進んだ。最後に、VirtualBoxの[ストレージ]タブから、SDカードを追加する。「ハードドライブを追加」を押すと出てくるダイアログで、「既存のディスクを選択」を選ぶ。
『ストレージツリー」に追加できた!
この状態で、VirtualBoxを起動してみると… lsblk
コマンドにて、8GBのSDカードを確認!
やれやれ、ようやくVirtualBox上のUbuntuで認識するところまでできた。
まとめ
今どきのMacbook ProでVirtualBox上のLinuxにSDカードを認識させるには、USBデバイス(の中のカード)としてではなく、rawデバイスとして認識させることが大事だった。
次は、VirtualBox上のUbuntuからやっと認識できたSDカードに、Raspberry PI用のUbuntuをインストールしようと思う。
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